ニッケイ新聞 2009年2月13日付け
最高裁におけるバチスチ容疑者の亡命容認見直しで報告担当のペルーゾ判事は権威者の意見を求めたところ、スプリシ上議(PT=労働者党)が十一日、容疑者本人の出廷を求め直々に弁護をする機会を与えるべきだと主張したことを十二日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。
同上議は容疑者本人が無罪を主張する供述書を預かり、最高裁へ審理書類に添付するように要請した。同容疑者はまだ嘆願書を執筆中で、全判事十一人に送付するといっているようだ。
同上議は同容疑者の政治亡命を支持するフランス人考古学者のフレッド・ヴァルガス氏に共感している。同容疑者は、当時の政治体制を改革する政治運動の一員であったと見ている。
同容疑者の要望をかなえて判決の日、刑務所に拘束せず法廷に呼び出し、連邦令に従い弁護をさせるべきだと上議が要請。同容疑者は〇七年四月から、未決としてブラジリアのパプーダ刑務所に拘束されている。