ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
不景気を追い風に=コンソルシオが気を吐く
ニッケイ新聞 2009年1月31日付け
市場は昨年十月から金融引き締めで、不景気が挨拶になっている。いっぽう不景気を追い風に盛況なのが、頼母子式販売だとAbac(コンソルシオ管理協会)が二十九日、明かしたことを三十日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。
〇九年の頼母子方式は、昨年同期比で八%増の成長をAbacは見込んでいる。月賦販売は雇用に大きく影響を受けるが、頼母子では融通が利く。販売業界を大きく左右するインフレは、最近なりをひそめ、失業は四月を峠と見ている。
工業は部分的に回復し、全体が一斉に止まることはないと業界は見ている。〇九年の販売を盛り上げるため同協会は、二〇〇九年に頼母子方式を奨励している。
価格は割安になるが、計画性が必要。それから購入者は、製品の即納ができないことを理解してもらう。この方式が多く利用されているのは、不動産や電子製品の高額商品だ。