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駐伯米大使寄稿=伯米を柱に世界牽引=「南米の雄であり世界の雄」
ニッケイ新聞 2009年1月22日付け
駐伯ソーベル米大使は二十日、これからの伯米関係について次のような寄稿をエスタード紙に寄せた。オバマ大統領公約のように「我々は次世代のために、よりよい社会の構築を今始める」。そのために伯米は、もっと根本的な補完関係を築く必要がある。
伯米両国は地域のリーダーであるばかりでなく、世界のリーダーとなりガザ問題や金融危機、インドのテロ、南アフリカのコレラ、氷山の溶解、海賊の出没、麻薬、難民、組織犯罪とに対処する必要がある。
どれも一国で、解決できることではない。二十一世紀はグローバル化が進み、伯米を中心に世界は結束する。オバマ大統領は金融危機で疲弊したとはいえ、米国が中心となって世界経済を牽引すべきだと思っている。
そのために、ブラジルの協力は不可欠だ。クリントン国務長官は、四月の米州首脳会談で伯米エネルギー協定の強化を期待している。伯米関係が強固な柱となれば、世界は付いてくるという。