ニッケイ新聞 2009年1月22日付け
大統領選に意欲を燃やすミナス・ジェライス州のネーベス知事(PSDB=民主社会党)は二十日、アウキミン前知事(PSDB)のサンパウロ州開発局長官就任が同知事の大望を封じたのは疑う余地がないと表明したことを二十一日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。
アウキミン長官が、セーラ知事の招きと就任に至った顛末を、ネーベス知事に電話で弁解したことを明かした。同長官は、PSDBの結束を優先したという。
同長官との親交関係は、ネーベス知事が大統領選への党公認を得るために、サンパウロ州PSDBの支持を取り付ける切り札であった。それがセーラ知事によって、油揚げをさらわれたようなもの。
捨てる神に拾う神。早速アントニオ・C・M・ネット下議(DEM=民主運動党)が、ネーベス知事を訪ねた。しかし、同下議は「誰を支援するかは、PSDB次第」と声明を発表した。