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原発建設計画=北東と南東に4基=住民を大麻栽培から解放

ニッケイ新聞 2009年1月21日付け

 原子力発電所四基の建設でペルナンブッコとバイア、セルジッペ、アラゴアスの四州が十四日、州内誘致で名乗り出たと十五日付けヴァロール紙が報じた。政府の構想では、二基を北東地方、残り二基を南東地方と予定している。
 予算は一基が百億レアル、出力は千メガワット(MW)。建設資金は連邦令の改正を行い、四九%以下を限度に民間資本を導入する。建設開始は二〇一二年。原発の事故については、経験と知識を積んだため、往年のような心配はなくなった。
 原発二基は、同一場所に建設しエネルギー・センターとする。場所は大麻栽培が秘密裏に行われている低所得地域を選び、生産者を麻薬栽培から引き離す。また人口が密集する所も避ける。