ニッケイ新聞 2009年1月21日付け
ブラジルゲートボール連合(本藤利会長)の第二十七回定期総会が十五日午前九時からサンパウロ市の宮城県人会館で開かれた。七月にサンタカタリーナ州フロリアノポリスで大会が開かれることが決まったほか、念願の連合会新事務所が今年七月に完成の見通しであることが発表された。
総会には国内の二十四支部全てから代表者など約百三十七人が出席。先没者への黙祷に続き本藤会長があいさつに立った。
百周年を記念した催しや国際大会などを通じて、日本からも多くの選手が来伯した二〇〇八年。
本藤会長は、「皆さんブラジルに来てよかったと話していた。また会えるように、国際大会をこれからも開いて行きたい」と話し、「世界の景気が思わしくない中で、その渦に巻き込まれず同会は、ブラジルゲートボール発展に寄与し、ゲートボールを楽しみながら地域交流を盛んにしていきたい」と述べた。
その後は〇八年度の事業・会計報告と〇九年度事業計画・予算案が審議され、承認された。今年度の予算は十九万六千レアル。
今年の事業としては、三月十五日の「第二十五回全伯高齢者大会」を皮切りに、十二大会を開催。七月にはフロリアノポリス市の日本週間の一環として同市のコストン・ド・サンチーニョホテルで「コストン祭ゲートボール大会」を開くほか、十月にはアルゼンチンで南米大会などを開催する。
当日はまた、二〇〇二年から奔走してきた同連合の新事務所建設について、本藤会長が報告した。
土地の相続問題などで五年ほど足踏みの状態が続いていた事務所建設。同会では、最終的に地下鉄コンセイソン駅から約二百メートルほどの場所にある四百八十平方メートルの土地を購入した。今年七月に完成を予定している。
また今年の総会では〇九―一〇年度の役員改選も行なわれ、本藤会長はじめ全役員が再任された。