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愛称は「百年地蔵」に=老ク連=お地蔵さまの名前が決定=リベルダーデの新名所?

ニッケイ新聞 2009年1月17日付け

 ブラジル日系老人クラブ連合会(重岡康人会長)のお地蔵さまの名前が決定した。応募された名前の中から選ばれたのは、「老ク連移民百年地蔵」。愛称は「百年地蔵」に決まった。
 この地蔵は、先人の苦労や功績を称え、移民百周年の昨年、リベルダーデの同センターに設置されたもの。老ク連の百周年記念事業として、半年をかけて児島晃さん(73)が製作し、昨年八月に開眼法要が営まれた。
 老ク連では、地蔵の名前を昨年九月から十一月まで募集。四十二の団体・個人から五十五の名前が寄せられた。
 その後、十二月五日の理事会で二十四の名前に絞られ、同月十九日の代表者会議で協議した結果、過半数の賛成を得て「老ク連移民百年地蔵」に決定した。
 「やすらぎ」「ぽっくり」「長寿」などの有力候補を押しのけて、「結局無難な名前に落ち着きました」と上原玲子事務局長。百年という節目を刻んでいる地蔵が多くの人に愛されるように―とというのがその理由だ。
 日頃から各種の催しが行なわれている同センター。上原事務局長によれば、センターに寄った人はたいていお地蔵さまにもお参りしているそうで、休日になると、わざわざ参拝のため訪れる人もいるという。
 西林万寿夫前サンパウロ総領事も年末にセンターを訪問してお参りした。リベルダーデの新名所として少しずつ知名度が上がっているようだ。