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在外公館駐在技官=32カ国に101人派遣=外務省総出の外交戦略
ニッケイ新聞 2009年1月13日付け
政府は九日、ポルトガル大使館にラセルダ前Abin長官を駐在技官として配置したのに続き二〇一〇年までに三十二カ国の在外公館に駐在技官百一人を配置する意向を表明と十一日付けエスタード紙が報じた。
月給は、三万七千四百レアル以下の高給。駐在技官は武官や農業技官、警察官、諜報部員、税関吏などを日本や亜国、米国、スイス、ベルギー、南アフリカ、ロシア、中国などへ配置する。
考案者は、ラセルダ前Abin(国家情報局)長官。とかく連邦警察とAbinの間でひんしゅくをかった本人であり、派遣される駐在員の人選でも一もめありそうだ。
ブラジルは現在、三十四カ国に駐在技官七十六人を大使館内に配置している。技官は、派遣先国の国語を流暢に話し、ブラジルの対外交渉などに代表として同席する。
任期は二年、場合によってさらに二年延長。技官は現地採用を含み二人の補佐を採用できる。