ニッケイ新聞 2009年1月10日付け
四十俵の餅を搗き、三千食の雑煮と二万個の紅白餅を配るという大盤振る舞いだった「餅つき祭り」。全伯で盛り上がった百周年のトリとしてリベルダーデは賑わった。
またNHK紅白が、移民百周年企画の枠で同祭の様子を生中継して百周年を祝ったことは、コロニア史に残る。
しかし中身を見ると、NHK紅白の中継時に合わせて餅つきをした程度で、観客を巻き込んで一緒に―など無し。祭り終盤には、ビニール袋に大量に入れられた紅白餅を来賓らに渡す・・・。
工夫すればもっと盛り上げられるだろうに―餅を求める長い行列を見て思った。非日系人や若い世代をもっと祭りに取り込めただろうと思うと、惜しい。
例えば、ACAL青年部などの若者に同祭の運営を任せてみてはどうだろう。移民新世紀は、そういう試みがあってもよいだろう。 (親)