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金融市場に変化が=対伯投資がまた戻る気配

ニッケイ新聞 2009年1月8日付け

 ドル通貨が六日、四日間にわたる続落で一月に入って七%下げ、二・一八レアルを付けた。十二月四日の二・五三六レアルから見れば、一四%下げ金融市場に何らかの変化が生じている。
 投資家がブラジルの資金を引き上げて、米国の損失を穴埋めした最悪期は一段落したようだ。アナリストの見方では、投資家がようやく落ち着きを取り戻し、投資先を探し始めたらしい。
 ボベスパは、過少評価された銘柄の紹介を行っている。現在のドル通貨では、まだ買い時という。ボベスパの株価指数が盛り返し始めたことで、トンネルは出口が近いと見ている。
 先物でドル高に賭ける者は減った。また一・五五レアルへ戻ることもないという見方が多い。長い目で見て、二・二〇レアル辺で落ち着くと関係者は見ている。

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