ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
クリスマスの散策=昔を偲んで買い物=各区には特異な伝統がある
ニッケイ新聞 2008年12月19日付け
クリスマスの買い物客で賑わう25・デ・マルソ街は昔、タマンドァティ川が流れていた。川の両側には商店が並び、荷物を積んだ舟が川を往来し、舟荷の積み下ろし場がポルト・ジェラルであったと十七日付けジアリオ・デ・コメルシオが当時を偲んでいる。
タマンドアティ川が、25・デ・マルソを流れていたのを現在の位置へ移し、水抜きをして商店街に造成したようだ。造成は地所を欲しがっていたシリア人やレバノン人が、同界隈へ進出するきっかけとなった。
一方、ブラスは昔、映画館と劇場の街であった。シネ・ピラチニンガは、ブラジル一を誇った。同区には四十九の高級品を商う老舗がある。
ボン・レチロは、ユダヤ人とイタリア人の街。最近は韓国人も加わり、外国料理や外国製DVDなどがお目にかかれる。