ニッケイ新聞 2008年12月19日付け
ブラジルでは初めて自閉症教育に取り込まれた太鼓。今年二月から練習し始めた自閉症療育青空学級(PIPA)に通う三人は、リズム感覚が良い。太鼓を教える箕輪麻耶さんによれば、「一度手本を見せるだけで覚えてしまう子もいる」。最初はバチを持たせるのも大変で、音を聞くのが嫌で耳を塞いでしまうことも。しかし、本人と教師や保護者たちの忍耐と努力で思わぬ才能の発見。将来はミュージシャンもありえる!?
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旧神戸移住センターを「(仮)海外日系人会館」として改善・整備事業への支援活動が進んでいる。十三日にあった文協評議員会でも要請が行われ、その場でシェッキを切る評議員もチラホラ。会議後、評議員会幹部のある二世が、「いつも批判ばかりする一世の誰も払わなかったね」と皮肉たっぷりにチクリ。
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イラクのバクダッドで記者から靴を投げつけられたブッシュ米大統領、「僕はかわすのが上手いんだ。君たちの質問もね」と動揺を隠しながら、記者団にジョークを飛ばした。場所は変わってブラジル・バイーア。中南米カリブ海地域首脳会議でルーラ大統領、「靴は投げないでくれよ。ここじゃ無理かな。この暑さじゃ、靴を脱いだら、シュレーでバレてしまうから」。失言ばかりが話題になるかの国の首相にもユーモアを少々学んで欲しいもの。