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ニッケイ新聞 2008年12月13日付け

 日本政府が追加経済対策として打ち出している「定額給付金」。在聖総領事館に問い合わせたところ「在外邦人が対象となるかどうかは現時点では分からない。照会中」とのこと。ところでこの給付金をめぐって新手の振り込め詐欺が懸念されていると、日本で報じられている。実際には具体的な給付方法も決まっていないのに、市の職員を装って手続きなどを要求したり、個人情報を取得しようとする不審な電話がかかってくるケースが出ているようだ。総務省もホームページで注意を喚起している。いわゆる「オレオレ詐欺」ではブラジル在住の邦人をねらったものもあった。今回の場合はどうか分からないが、注意するにこしたことはない。 
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 いわゆる同音意義の問題だが、一九五〇年代に来日したボボ・ブラジルというアメリカのプロレスラーと力道山の試合は語り草。九州のある地方の方言でボボは女性器を指す。飛んだり跳ねたり、血まみれになるたび、ラジオの前が大騒ぎとなったとか。さて、現在。EPSONのコピー機「カラリオ」(Colorio)のテレビ宣伝で、ブラジル人は吃驚。調べてみると他製品「オフィリオ」(Offirio)もある。ポ語の発音だと、前者はカラーリョ、後者は「O filho」(息子)と聞こえる。問題は複雑だ。
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 ブラジル日本文化福祉協会の事務局、図書室、史料館は、今月二十四日から来月四日まで、年末年始のため閉館。イビラプエラ公園の日本館は、来月三、四日は開館する。詳しくは、文協事務局(電話=11・3208・1755)まで。