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 サンパウロ市の警察署は、犯罪削減目標を達成した場合にボーナスがもらえることになっているが、州保安局が6日に発表した報告書によると、今年の第1四半期にボーナス支給対象となったのは93署の内、わずか16署(17%)でしかなかった。ボーナスの対象となるのは、「殺人と強盗殺人」「自動車の窃盗・強盗」の二つの犯罪を減らすことのできた署だが、それができたのは16署で、一つ達成できた署は50署、一つも達成できなかった署は27署だった。第1四半期分のボーナスは今月13日に支払われるが、その額は1人につき350~400レアル。やる気を刺激するには値上が必要か。
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 サンパウロ州水資源・衛生局のマウロ・アルセ局長は9日、カンタレイラ水系に関して、「もし、11月以降、雨が平年並の降水量で降り続け、ボーナス制度を継続して取水量を毎秒1万8千リットルに設定した場合、15年11月末には回復する」と語り、さらにそれが起こる確率は「50%」だと言う。ここ数日は30度を超して雨も降らないサンパウロ市での晴天を見るとにわかには信じがたいが。サンパウロ水道公社(Sabesp)は7月下旬、同水系の回復には最低3年かかると語っている。
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 スペインで開催中のバスケットボール男子のW杯準々決勝が10日に行なわれ、ブラジル代表はセルビア代表に56―84で敗れた。この大会では強敵アルゼンチンを破るなど健闘が伝えられていた。一方、ポーランドで開催中の男子バレーのW杯では、ブラジル代表が10日の対ブルガリア戦を3―0で制し、グループリーグ4連勝中だ。