ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | コーヒー=不況知らず産業は=飲み過ぎに更に飲ませる

コーヒー=不況知らず産業は=飲み過ぎに更に飲ませる

ニッケイ新聞 2008年11月28日付け

 コーヒー加工業協会(Abic)は二十二日、コーヒー産業は不況知らずで経済低迷が予想される〇九年も順調に成長を続ける見込みと表明したことを二十三日付けヴァロール紙が報じた。
 ブラジルは〇八年、六十キロ入りで千八百万俵のコーヒーを消費した。これは前年度比五%増の量だ。コーヒーの消費は米金融危機と無関係で、どこも設備投資にちゅうちょしない。
 ドル高の影響で世界のコーヒー需要は、伸びている。経済混乱といわれる米国向けコーヒー輸出も順調に伸びている。
 業界の悩みは、すでに九七%のブラジル人が常飲しているコーヒーを、さらに飲ませる工夫だ。外国では、コーヒーをベースにした各種の健康ドリンクがある。