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NHK紅白歌合戦=移民百周年特別企画も=宮沢和史さんが出場!=日伯両国で祝いたい

ニッケイ新聞 2008年11月27日付け

 「第五十九回NHK紅白歌合戦」(日本時間大晦日、午後七時二十分~十一時四十五分に放送)の番組内にブラジル日本移民百周年企画が実施されることが決まった。内容は公表されていないが、最後の笠戸丸移民で〇六年に死去した中川トミさんの人生をテーマにした曲『足跡のない道』を引っさげ、今年七月にブラジル四都市で公演した宮沢和史さんが特別枠で出場する。移民百周年をアピールする最後の大舞台になりそうだ。
 どのような形でブラジル日本移民百周年が紹介されるのかは、公表されていないが、NHK開局八十周年を記念し製作されたドラマ『ハルとナツ~届かなかった手紙』で妹ナツを演じた仲間由紀恵さんが紅組の司会を務めることもあり、期待が高まるところだ。
 特別枠「宮沢和史 in ガンガ・ズンバ&ザ・ブーム」で出場する宮沢さんは、『島唄』でコロニアでの認知度も高く、来伯二十回を超えるという日本のミュージシャンきってのブラジル通。
 今年七月にも来伯、「こどものその」や「日本祭」でもギター片手に演奏、サンパウロ、リオデジャネイロ、サントス、クリチーバの四都市で公演を行った。
 「日系社会の宣伝マン」を自称、日本のメディアでも『足跡のない道』とともに、百周年を応援している。
【宮沢和史さんのメッセージ】
 「日本人ブラジル移民百周年という記念すべき年に『紅白歌合戦』に出場させていただけることを、とても光栄に思っています。僕も今年は、音楽家として両国間の文化交流の橋渡し役になればと活動をしてきました。『紅白歌合戦』は、ブラジルを始め世界中の移民の方々が楽しみにしていらっしゃいます。当日は、日本全国の皆さんはもちろん、ブラジルと日本に暮らす日系人の皆さんと一緒にお祝いができることを楽しみにしています」