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日伯司牧教会=プロミッソンに巡礼=日系最古の教会でミサ

ニッケイ新聞 2008年11月19日付け

 日伯司牧協会(PANIB=青木勲会長)は百周年を記念して、今年四つ目の巡礼を二十二~二十三日に行う。目的地は一九三八年に建設された日系最古の教会、サンパウロ州ノロエステのプロミッソン市ゴンザガ地区にあるクリスト・レイ教会だ。
 ここは戦前、信徒中心に栄えた植民地で、二三年に渡伯した日本初の海外派遣布教使、中村ドミンゴス長八神父も赴任した。現在放棄された状態になっており、司牧協会は地元市役所に建物改修やアスファルト敷設を働きかけていた。
 二十三日がクリスト・レイの日であることにちなんで巡礼を行い、記念ミサを催す。
 百周年を機に同司牧協会によって、中村神父を聖人・福者に次ぐ尊者としてローマ法王庁に登録する運動が進められている。その関係で、今年最初の巡礼は中村神父の終生の地となったアルバレス・マッシャード(三月)、次に同神父が生まれた長崎などを中心に日本(三月)、アパレシーダ大巡礼を行い百周年記念ミサ(八月)に続き、今回が四回目となる。
 参加申し込みは十九日までに同司牧協会(11・3277・5866)へ。出発は二十二日午前六時半に同協会前から。バーラ・ボニータでチエテ川観光、リンス市泊。翌二十三日にクリスト・レイ教会で記念ミサ、昼食後に帰聖。参加費は二百五十レアル。