ニッケイ新聞 2008年11月13日付け
ペトロブラス(PB)の利益大幅伸張などの材料がありながら、十二日のサンパウロ証券市場(Bovespa)は一七時現在、七・二七%下落し、三万四五五四ポイント。PBやValeなどの期待株は、原油価格などのコモディティ価格変動の影響を受け易いのに加え、欧州市場やニューヨーク市場下落の影響も受けたようだ。
◎
リオ市で性的偏見を禁ずる法律が制定された。かつてのような男女の差別待遇といったものではなく、同性愛者も異性同士と同様、キスや抱擁、腕を組んで歩くなどの権利があることを認めたもので、偏見を持って接した店などは、二四九〇レアルの罰金の他、三〇日間の営業停止や営業許可取消といった罰則まで適用されるという。時代が変わったということか。
◎
サンパウロ市カンポ・リンポのカーザス・バイアで十一日、生後五カ月の息子用の寝具を買いに行った男性客が警備員に撃ち殺されるという事件発生。正式な結婚直前の妻(恋人)が支払いを済ませている間、ソファーに腰掛けてあちこちを見ていて怪しまれたらしいが、「撃つぞ」、「撃てるなら撃ってみろ」とのやり取りの直後に撃たれ、即死した。警備員は五年以上勤務の有能な人物だったという。
◎
サンパウロ市で十五~十六日に行なわれるヴィラーダ・エスポルチーヴァでは、十五日八時に開始されるイピランガ博物館前でのスケート・ボード競技など、十六日十八時までに三八三カ所で七〇〇件のイベントが開催される。カサビ市長も参加する予定のカート競技など、外国選手参加のものから一般市民参加のものまで企画は多彩。詳細は、www.viradaesportivasp.com.brか011-3396-6590へ。