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ニッケイ新聞 2008年11月13日付け

 ブラジルで二〇〇八年度百歳表彰を受賞したのは、在聖総領事管内の二十七人のほかに、クリチーバ管内に六人、リオ管内に一人の合計三十三人。これは海外に住む全受賞者三十九人の九割弱にもあたる数だ。〇三年には十四人もいたハワイ・ホノルルの受賞者が今年は二人へと減少している。「元年者」と呼ばれる、明治元年に始まり大正十三年まで続いたハワイへの移民一世世代が終わりつつあるのだろう。
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 十四日から米ワシントンで行われる、金融危機対策のための緊急首脳会合(金融サミット)の機会に、麻生首相はルーラ大統領との会談を調整中と十二日付け時事通信が報じた。さらに、翌週の二十二~二十三日にペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にも、麻生首相は参加するという。ペルーまで来たら「ぜひブラジルにも来てほしい」との声も聞かれそうだが、百周年式典参加のために六月に来伯したばかり。二週続けて日伯首脳が会談するのは、両国関係が急転するほどの重要案件(例えば新幹線構想)の進展がないと難しいかも。
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 NGO団体「MAKE THE HEAVEN」の代表、てんつくマンさん(40、兵庫県出身)は、元吉本興業のお笑い芸人。芸人・山崎邦正さんとコンビを組み、九〇年代前半、人気お笑いタレント・ダウンタウンの番組を中心にテレビでもお馴染みだった。コンビ解消後、映画製作や相手の印象を詩で表現する〃路上詩人〃などをするなど、かなり異色の経歴を歩んでいる。ちなみに、名前の由来は、自身が手がけた映画「107+1~天国はつくるもの~」にちなんでいる。