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浜松にブラジル領事館開設=「来年前半」大使が発表=社会保障協定は2年後目標に

ニッケイ新聞 2008年11月11日付け

 【静岡新聞】日本ブラジル移民百周年を記念して来日したブラジル外務省在外ブラジル人コミュニティー担当次官オト・アグリピノ・マイア大使は七日、東京都の駐日ブラジル大使館で会見し、浜松市に新設を予定している国内三カ所目のブラジル領事館について「二〇〇九年前半にも開設する」と発表した。
 新領事館については、ことし七月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)で来日した同国のルーラ大統領が福田前首相に開設を表明し、既に正式書類にサインしている。県内には在住ブラジル人が約五万人。うち約二万人が浜松市に住む。新設される領事館は県内全域を管内とする。
 マイア大使は同日、両国間の年金受給をはじめとする社会保障問題について、渡辺芳樹厚労省年金局長と懇談。両政府が社会保障協定の締結に向けて具体的な交渉に入ったことを明らかにし、「二〇一〇年には締結を実現したい」と意欲を見せた。
 マイア大使は十日に浜松市を訪れ、鈴木康友市長や在住ブラジル人代表者と懇談する予定。