ニッケイ新聞 2008年11月11日付け
ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)とサンパウロ州政府の共催により、十四日から十六日までの三日間(午前十時~午後六時)、サンパウロ市内のアグア・ブランカ公園(Av.Francisco Matarazzo,455)で百周年を記念したオルト・フルト・フェスタ(Horto Frut Fest)が開催される。入場無料。
案内に訪れた加藤恵久実行委員長(県連副会長)、山田康夫コーディネーター(同)の説明によると、同フェスタは、州政府の多くの人に野菜を食べてもらおうとの考えから計画が始まったもの。毎年フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭)を開催している県連が食のブースなどを担当することになった。予算は十万レアル。
開会式は十四日午前十時から。サンパウロ州農務長官も出席する予定で、当日は野菜普及に関わった人たち(物故者も含む)など約二十人に対してオメナージェンが行われる。また、フェスタ自体の開会式は十五日午後一時から行われる。
食のブースは二十カ所。県人会からは青森、福島、栃木、千葉、山梨、滋賀、和歌山、鳥取、大分が参加する。その他、野菜、花、果物などの展示即売会やバザリスタたちが軒を構える。また、舞台では様々な芸能が披露される。繰り広げられる。
「今年成功すれば来年の事業として行う予定。日本祭より予算も少ないし、もし赤字になっても大きな被害はでない」と山田コーディネーターは説明する。加藤実行委員長は「百周年の最後として、県連としても今年最後の事業として行う。三日間で約五万人は来場するでしょう」と希望を語った。
来場者には公共交通機関を使用するように呼びかけている。同所はバラ・フンダ駅から歩いて十分。詳細等は県連(11・3277・8569)まで。