ニッケイ新聞 2008年11月8日付け
南米日蓮宗ブラジル法華経寺(担当・池永英清上人)は日本移民百周年記念行事として、十六日午後一時から文協小講堂(R.Sao Joaquim,381)で「第一回南米法華経講演会(Primeira Conferencia Sul Americana sobre o SUTRA de LOTUS)」を開く。入場無料。
アメリカから日蓮宗国際センターの平井智親所長、日本から三輪是法・身延山大学准教授が来伯、池永氏と講師を務める。
法華経は、十七条憲法を制定した聖徳太子の時代から伝えられている日本人にもなじみの深い経典。池永氏は「百年前にブラジルへ渡った日本人の方々の血の中にも、知らずとも法華経の思想が入っている。百年後の今、さらなる百年に向けて日系だけでなく、ブラジルの人たち全体に知ってもらえたら」と語り、「少しでも仏教に触れたい気持ちがあれば参加していただきたい」と来場を呼びかけた。
当日は午後〇時十五分開会。午後一時から「移民百周年記念法要」。午後二時から池永氏が「法華経の影響を受けた美術」、三時から平井氏が「立正安国論と仏陀の教え」、四時十五分から三輪氏が「法華経を読む」をテーマに講演する。終了後は軽食も振舞われる。
同寺のホームページは、www.nichirenshubrasi.com。問合わせは同寺(11・5904・3198)まで。