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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年11月5日付け

 現在も日本でくすぶっている、いわゆる「消えた年金」問題。ブラジルで受給している人にとっては他人事ではないだろう。先日編集部に電話してきた一世女性も、怒っていた。問題そのものというより、日本側の対応に、だ。
 日本の相談窓口に四度も電話したが全て録音メッセージのみ。こうなれば、と三十分以上待ってようやくかかり、教えられた別の番号にかけると、そこでの答えは「自分はアルバイトなのでよく分からない」だったという。もちろん国際電話だ。
 折しも地元文協に大使が来ると知り、〃直訴〃できると期待したそうだ。しかし開かれたのは「フェスタだけ」で、そうした機会はなかったと残念がっていた。
 「日本とブラジルでは事情が違うことを分かってほしい」と憤るこの女性。こうした声にどう応えるか。  (ま)