ニッケイ新聞 2008年11月1日付け
アサイーは夏の風物詩―!? 夏時間の開始にあわせ、サンパウロ市リベルダーデ区のガ・ブエノ街を中心に、アサイーアイスのカップ売り屋を見かけるように。「とっても冷たいアサイ~」とおばさんが呼びかけながら販売し、暑い日にはフィーラ(列)ができるほどの人気ぶり。一杯二レアル。鉄分やポリフェノールが豊富で、暑さでバテ気味のときにおすすめ。とても甘く、食べ過ぎると太りそうだが…。
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十月三十日に行われた日本プロ野球のドラフト会議。同会議では、今年の野球大会で来伯した選手たちの中から早大から三人、高校から五人が指名された。中でも赤川克紀投手(宮崎商高)はヤクルトから、松本啓二郎外野手(早大)は横浜からそれぞれ一位指名を受け、活躍が期待されている。現在、大リーグのレッドソックスで活躍する松坂大輔投手も中学時代に来伯した経歴がある。来伯した選手は将来大活躍の可能性あり!?
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広島市内の自動車メーカーの株式会社「マツダ」が八百人の派遣労働者を削減。もちろん多くのブラジル人が含まれており、世界的な経済危機はデカセギを直撃している。市内企業の約八割が関連しているといわれるだけに街の雰囲気も青色吐息のよう。
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今年発表されたサンパウロ市主導によるボン・レチーロ区の「日本文化センター」建設プロジェクト、サンパウロ市リベルダーデ駅前の再整備事業「カミーニョ・ド・インペラドール(天皇陛下の道)」。サンパウロ市議七期連続当選を果たした羽藤ジョージ氏によれば、「話には聞いているが、具体的にあがっていない議題」と話しつつも「再検討し、今年十二月にある来年度の予算編成時に盛り込めるように努力したい」という。その手腕に期待。