地理統計院(IBGE)が11日、7月の全国の小売り販売は6月比1・1%のマイナス成長で、08年10月以降、最悪となったと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルやG1サイトなどが報じた。
7月の小売り販売の伸びは国際的な金融危機勃発直後の08年10月の伸びと同じで、昨年同月比ではマイナス0・9%の成長となった。ただし、直近12カ月と今年に入ってからの累積は共に、3・5%と4・3%の伸びを記録した。
売上減少は、家具や電気電化製品の4・1%や、ハイパー、スーパーマーケット、食料品、飲料、煙草の1・3%、個人衛生用品、日用品の0・4%、衣類・靴類の0・1%の4部門だ。
医薬品や医療費、香水などの売上は横ばい。売上が伸びた部門は、書籍や新聞、雑誌、文房具の2・1%、事務所用の機材や情報処理・通信関係の品の0・9%、燃料の0・8%だった。
一方、車や建築資材を含む拡大小売り販売は、0・8%の伸びを記録。車両販売は4・3%伸び、建築資材の販売は3・8%拡大した。