ニッケイ新聞 2008年10月29日付け
ブラジル熊本県人会創立五十周年式典などに出席するため、このほど母県から訪伯した慶祝団の一部のメンバーが十九、二十の両日、サンパウロ州プロミッソン市にある〃移民の父〃上塚周平の墓参りに訪れた。
日系旅行社のブラスヴィアが企画したもので、上塚出生地の城南町出身の五人と、ブラジル在住の同県人会の関係者など、あわせて約二十人が参加した。
一行は、プロミッソンの文協で懇親会および昼食会に参加し、午後上塚の墓参をした。メンバーの一人、くまもと上塚周平顕彰会の一村信義会長は「偉大な功績を残した郷土出身の上塚さんのお墓を訪れることができ、この上ない喜び」と話す。
石井久順同旅行社社長によれば、一行がプロミッソンに向かったときは大雨だったが、墓に到着する頃にはすっかり晴れ渡り、上塚の墓守をする安永忠邦さんやその息子、和教さんらを交えて記念撮影した。
このほか、プロミッソンとリンス両市長出席のもと開かれた歓迎夕食会に参加したほか、リンス市役所を表敬訪問した。
二十七日、案内のため、石井社長、一村会長、一村会長のいとこでブラジル在住の堀恒富さんが来社した。