ニッケイ新聞 2008年10月29日付け
ブラジル日本学生海外移住連盟(学移連)OB会(日比野亘会長)は「学移連創立五十周年記念祝賀会」を、十一月五日午後七時からニッケイパラセホテルで開催する。
学移連は、一九五五年に南米移住・海外雄飛の志を同じくした学生が集い組織した。学移連の会員たち約五百人がカナダ、オーストラリア、アフリカ、イスラエルなどで研修を行ってきた。
今年、派遣が始まって五十年が経過したことを記念して祝賀会が催される。当日は日本からの約四十人をはじめ、パラグアイ、エクアドル、アルゼンチン、アメリカなどからも訪れ、約百人が参加する予定。ブラジルにおける学移連の写真などのスライドショーも行なわれる予定。
問合わせは中村昌吾さん(11・3277・7064)まで。
「北辰斜めにさすところ」=サンパウロ市、北伯で上映会
この他、学移連五十周年、日本移民百周年を記念して神山征二郎監督作品の「北辰斜めにさすところ」が十一月五日、文協大講堂での「水曜シネマ」で上映される。会員無料、非会員三レアル。
同映画は、鹿児島の第七高等学校造士館と熊本の第五高等学校との対抗野球が二〇〇二年に百周年を迎えることを契機に、旧制高校時代を描いているもの。映画製作には学移連OBの高原要次さん(福岡市在住・鹿大OB)がコーディネーターを務めた。ブラジル上映にあたり主演の三國連太郎氏からメッセージが寄せられている。
サンパウロ市以外には、九日午後七時からマナウスの西部アマゾニア日伯協会会館、十三日午後三時からベレンのパンアマゾニア日伯協会でそれぞれ上映会が行われる。