ニッケイ新聞 2008年10月29日付け
ニューヨーク在住の映画監督、松下俊文さんが製作し、現在開催中のサンパウロ国際映画祭に参加している「パチャママの贈り物」(日本ボリビア合作、104分)が、きょう二十九日午後三時から文協水曜シネマで特別上映される。日本語字幕つき。無料。
ボリビアのウユニ塩湖で塩のキャラバンに従事するケチュア族の親子を主人公とした同作品は、松下監督が六年越しに現地で撮影し完成させたもの。これまでバンクーバー、モントリオールの映画祭でも上映されている。
サンパウロ国際映画祭では三度上映されたが、二十四日の最終上映の画面が機材の不調で良くなかった。「来ていただいた人に申し訳なかった」と話していた松下監督だが、このほど水曜シネマを主催する布施直佐さんの協力により特別上映されることになった。
当日午後一時から上映予定の「機関車先生」は通常通り会員無料、非会員三レアル。上映前には松下監督があいさつする。