ニッケイ新聞 2008年10月22日付け
小原流生花一級家元教授の小原豊華ロンドリーナ支部長の来伯移住五十周年と日本人移民百周年を記念して、九月二十一日にロンドリーナ市のレストランで、感謝昼食会が開かれ、約百人が招待された。
小原教授は五十年前の移民五十周年の記念行事に来伯したときに小原流生花の指導を始め、ロンドリーナを拠点に活躍し続けてきた。日本文化の交流に貢献した実績が評価され、同市名誉市民章のほか、今年は日本外務大臣表彰を受賞した。
会では、財団法人ACIOLの荻堂アリッセ会長から感謝の言葉が述べられ、小原教授は「百周年の今年、日伯官民を挙げて記念祭典行事が行われご同慶に存じます。(中略)今日まで、先には導かれ、助けられ、後には喜びを分かち合い、かつての五十年祭からは、はるかに重い歴史と世界人類の暮らしの身近さに思いを致しております」と思いを述べ、来場者に感謝を表した。
長く世話役を務めた前田拓二さん、金城ロベルト市議、西森ルイス州議の祝辞が述べられ、和やかな雰囲気の中、感謝の昼食会を終えた。(中川芳則通信員)