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EMBRAPA=GM試作で資金募る=新品種は温暖化に適合
ニッケイ新聞 2008年10月17日付け
ブラジル農事試験場(Embrapa)GM部は十三日、十年がかりで純国産のGM(遺伝子組み替え)フェイジョンに挑戦してきたが、〇九年中頃に完成の予定と十四日付けヴァロール紙が報じた。同試験場は研究開発費の捻出で、民間企業の合弁を募っている。
ゲノム工学は、日進月歩の世界で資金援助がなければ、すぐに競争場裏から排除される。同試験場は技術と資料を有しながら、資金難だ。Embrapaには年間、五千万レアルの予算がある。その内GM部へ、五%だけを研究費に供与。
GM部は、地球温暖化に適合するGMフェイジョンを試作していた。他にも地球温暖化に適合した、干ばつや病虫害に強い種類、種無しフルーツなど二十種を試作している。