ニッケイ新聞 2008年10月15日付け
マルタ・スプリシサンパウロ市長候補がTV討論会で「カサビ候補の遺伝子(DNA)について、有権者は知る権利がある」と発言し、名誉毀損に当たるとして問題になった。
カサビ候補は、離婚歴があり実子がいるのか、いないのかといいたかったらしい。調査会社が早速、市長の婚姻関係などは候補者選択に影響するかと聞いてみた。八九%は影響しないと答え、一一%が影響すると答えた。
マルタ候補は、候補者の結婚と実子は、有権者が知りたいことで、ホモではないかと匂わせて中傷したのではないと弁解した。マルタ候補は「快感」発言など、きわどい表現で有名な人だ。
マルタ候補にもスプリシ上議との離婚歴があり、経緯については自叙伝で説明したという。自身の私生活を酒の肴にされたくないし、他人のこともしないと反駁。それにしてもカサビ候補の政治履歴は、ミステリーだらけだと訴えた。