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ニッケイ新聞 2008年10月15日付け

 ブラジル三井住友銀行の設立五十周年を記念した式典が十三日夜に開催された。今回の式典のために日本から奥正之頭取が初来伯。イグアスの滝などを訪問する予定だったようだが、現在の金融危機の影響で式典当日に到着し、同日帰国するという強行軍。「今度ブラジルに来るときは退職してゆっくり遊びにきたいよ」と残念な表情を浮かべる場面も。
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 昨日始まった書道展の後援企業に「十一時からオープニングがある」と確認を入れて出かけると…そんなものは無かった。その上まだ作業中。照明の調節が終わっておらず、開幕が午後三時にのびたという。関係者は「ブラジル時間」と笑っていたが、火曜は入場無料ということもあって十一時にはチケット売り場は長蛇の列。案内に来社したときには「なるべく早めに見学を」と呼びかけていたが…。
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 六日の営業中に享子ママが倒れ、休業中だったリベルダーデの老舗スナック「津軽」。病院へ運ばれ検査を受けたママさんは、先週金曜日に退院し、今週の十三日から営業を再開したようだ。当面は早めの時間に閉店する予定のよう。ともあれ、日本語で会話が楽しめる一世のオアシス的な店だけに常連客からは、安堵の声。
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 リベルダーデ区ファグンデス街にあった「トミ商会」が向かいのガ・ブエノ街に続くアーケード内に移転した。土産物販売はやめ、ビデオレンタルのみの営業となったよう。一方、同アーケード内で時計修理を行い、知人の客と会話を楽しむ姿が古き良きコロニアを感じさせた松本善方さんが店を閉めたのは淋しいばかり。