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CEPAL=ブラジルで銀行再編が=金融危機に耐える体制を

ニッケイ新聞 2008年10月14日付け

 CEPAL(ラテン・アメリカ経済機構)は十三日、金融危機がブラジルに銀行の再編をもたらすと発表したことを十三日付けフォーリャ・オン・ラインが報じた。
 ラテン・アメリカの国々は、今回の危機に耐える健全な銀行システムを築いた。これはシステムの基本を外国から導入し、改良を加えたものだ。政府の救援もあるが、ラ米の銀行で破綻に至ったものはない。
 ブラジルの銀行では、金融危機の影響を被って苦境に陥った小銀行がある。これら小銀行は今後、金融危機に備えて体力をつけるため、他行と合併する必要がある。
 この見方が妥当なら、大手銀行が中小銀行を吸収するものと思われる。中銀では、中小銀行対策がいつも、頭痛の種であった。これら中小銀を救う暫定令を発令するなど、数々の手を打った。
 また政府は、中銀が経営不振の銀行へ行政介入をする特権付与や公的資金の投入などを行った。米金融パニックの影響は、ラテン・アメリカへ容赦なく降りかかる。CEPALは、ラテン・アメリカ金融業界の将来を懸念している。
 ラテン・アメリカは二〇〇七年、平均で五・七%の経済成長率を達成した。それが二〇〇八年には、四・六%か四・七%が見込まれている。しかし、問題は二〇〇九年を、どう過ごすかにかかっている。
 金融危機を無事に逃れて四%位と見ていたが、最近の情勢から三・五%に下方修正せざるを得ない情勢になってきた。〇二年から〇七年は、貧困者数が四四%から三五%へ減ったのに、物価高騰が門前に待ち構えているとCEPALは報告している。

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