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ニッケイ新聞 2008年10月9日付け

 世界最年長市長が誕生か? 五日に行われた統一地方選挙で、パラナ州ウライ市に九十歳のブラジル内最年長市長が誕生した、と八日のエスタード紙が伝えた。今回当選したのは、幼児期のころブラジルに移住した新潟県出身の市村之(すすむ)さん。二千二百二十二票(四九・三%)を獲得し、他候補を退け、五回目の当選を果たした。同紙のインタビューに対して「年齢に関係なく毎日市役所に通うよ」。卒寿をむかえても元気溌剌。市政に活力を与えてもらいたいものだ。
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 総理動静を伝える「麻生日誌」(産経新聞)によれば、麻生総理は七日午後五時五十五分から六時十分まで総理官邸の執務室で、百周年記念協会の上原幸啓理事長らと会った。いったいどんな話をしたのか。せっかくの〃ブラキチ内閣〃発足であり、日系社会の次の百年に向けての理解を求め、具体的なお願いをする良い機会だったが。いつも通り、表面上の社交儀礼に終始したのではとの話も。ちなみに、奇しくも弊紙が同協会の「三百万レアルの未払い」を報道したその日だった。
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 一世のオアシス、リベルダーデのスナック「津軽」の享子ママが六日、開店中に倒れ、入院中だ。病院まで同行した客の話によると、症状は軽いようだが、復帰できるかどうかは精密検査の結果次第だという。約一カ月半訪日、先月二十二日に帰国し、二十五日から店を開けたばかりだった。ともあれ、また疲れを吹き飛ばしてくれるあの笑顔が見れるよう、快方を願うばかりだ。
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 エンブラエルの航空機月産は十四機平均というので、単純計算すれば年百六十八機。これで約二万四千人の月給を払っているのだから、一機三十五億円も無理もないか。受注がたまっているために、今年は「二百機を目指す」というので、月産で十七機平均。現場責任者は「トヨタの『かんばん方式』を採用し、無駄を極力省いています」との弁。日系社員も多いことを思えば、外国製(生まれ)の部品や人材、思想で世界に冠たる製品をくみ上げる〃インテグラソン〃をする同社は、移民大国ならでは産物か?