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援協理事会=センター資金集めを継続=広報パンフレット発行へ

ニッケイ新聞 2008年10月1日付け

 サンパウロ日伯援護協会(援協、森口イナシオ会長)の定例理事会が九月二十五日、本部事務局で開かれ、同協会の設立五十周年記念事業の福祉センター建設に関して、報告があった。
 報告は、同日午前から開かれたセンター建設委員会で協議した内容を、「理事会の場でも報告し、承認を受けて欲しい」との出席理事の要望を受けて、具志堅信茂事務局長がおこなった。
 それによると、センター建設事業の意義や目的を日系社会に広く伝えるため、センターの概要や写真などをまとめたパンフレットを今後、一万五千部発行することになった。また、来月初旬からも、各企業や団体に対し、おもな援協役員でつくる募金委員会が、資金協力を求めていくことが承認された。
 森口会長は工事の進行状況を報告。センター建設地に隣接する土地を安く借りることができたとしたうえで、「この土地のおかげで工事が便利になった」と述べた。この土地は、土堀で出た土砂などをまとめるスペースとして活用している。
 このほか同事業に関して、〇六年五月に結成した福祉センター建設委員会の委員の変更についても議論された。
 福祉センターは総合診療所や検査室、講堂などを備えた五階建てのビルになる。現在、文協ビルから徒歩五分ほどのファグンデス街に建設している。今年三月に定礎式を開き、七月中旬から工事を始めた。来年五月ごろの完工を目指している。