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楽しく野外写生ピクニック=聖西日語連=地元文協、市も協力

ニッケイ新聞 2008年9月20日付け

 聖西日本語教育連合会(佐藤吉洸会長)は七月十日に「野外写生ピクニック」を開催した。日本語学校の生徒や父兄など八十四人が参加し、マイリポラン市郊外のテーラ・プレッタのクラブ大和で楽しい一日を過ごした。
 森林の中の遊園地中央会場に到着すると、澄んだ朝の空気を吸いながら皆でコーヒーを飲み、都会で味わえない一日の幕開けとなった。
 宮崎講師の写生の指導を受け、思い思いの場所で画用紙に描いた。皆、緑の木立や青い空に映える花々、園内のプール、すべり台などを、時間が過ぎるのも忘れて写生に熱中した。
 昼食はシュラスコと炊き立てのご飯で作ったおにぎり、野菜サラダが振舞われ、家では好き嫌いするような子供も皆と一緒に会話を楽しみながら食事した。
 そして宮崎講師が生徒の作品を一点ずつ講評。これらは年末に同連合会から発行される作文集「ゆめ」に発表される予定だ。
 今回、国井、大迫両役員の提供により空くじなしの福引券が用意され、子供も大人も大喜び。それぞれの思い出を胸に帰路についた。
 イタペセリカ・ダ・セーラ文協(濱田ウンベルト会長)の尽力で同市役所からバス二台が提供、会場となったクラブ大和も貸与されたそうだ。佐藤会長は「力強いバック・アップがあってこそ日語教育が維持、継続されているのでしょう」と感謝を表した。