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CPFL=バガス発電に出資=バイオマスは儲かる

ニッケイ新聞 2008年9月12日付け

 パウリスタ電力(CPFL)が、バガス発電へ合弁で参入する、と四日付けヴァロール紙が報じた。手始めにピラスヌンガのバウジン精製所と合弁契約を結んだ。同契約には二社で一億レアルを投ずる。
 CPFLは、傍系のCPFLバイオエネルギーを設立。同社はこれまでのバガス購入から合弁による発電事業へ参入したことになる。プロジェクト第一号は、バウジン社の消費分も入れて四十五メガワットの発電事業。
 電気の自由市場は、利回りが有利な投資と見られている。A4に分類される三メガワット以下の電力消費者には割引がある。このクラスの消費者に送電するため、三十メガワット以下の規模の発電所が多数必要なのだ。
 CPFLは戦略上、二百万トン以下のバガスを処分する小型発電所を多数集めている。現在、バガス発電は全発電の三%に達し、そのうち三〇%がCPFL扱いだ。

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