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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年9月12日付け

 ロンドリーナ祭りで人気のマツリダンスの一曲に、「ぼんぼん松本ぼんぼんぼん♪」という非常に耳に残るメロディの歌がある。これは名前の通り、長野県松本市で一九七五年から始まった盆踊り「松本ぼんぼん」。会社やご近所で連を作り、曲に合わせて市街を練り歩くもの。同県内では、お盆の頃には何十万人が踊るという有名な曲だ。ロンドリーナから県費研修にいった一人がその曲を持ち帰り、グルッポ・サンセイに紹介したことから、マツリダンスで採用された。先日のサルバドールの日本祭りでも披露され、地元のバイアーノたちも「ボンボン・マツモト」と口ずさんでいたというから影響力は計り知れない?
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 二十二年続いている淑徳大学のブラジル研修。最近では毎年八人ほどが訪れていて、既にOBの数は百人を超えるのだとか。研修を行ったOBたちで作る伯友会が、今年百周年を記念して、千葉で日系ブラジル人と日本人の子供たちのサッカー交流会を開催した。約四百人が参加して行われたサッカー大会は大成功だったと佐々木同大学客員教授は話していた。「子供たちが仲良くするのが大事で、サッカーを通じて交流が行えれば」と説明した通りに、これからの交流に繋がっていけば、と願うばかりだ。
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 サンパウロ人文科学研究所が発行した「コロニア文芸(下巻)」。当初の予定では、自由詩・川柳も加えられる予定だったが、自由詩は別冊として後日発行、川柳は執筆者がいないことから、発行を見合わせたという。移民の心情を読み取る素材として、コロニア文芸が注目されているが、愛好者も多く、大会や同好会もある川柳の分野が日の目を見ないのは寂しいところ。
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 ブラジルを知る会は現在、第十二期会員を募集している。条件は、女性で日本語の読み書きに支障がなく、今後の伯滞在予定が一年以上の人。詳細はサイト(www.nethall.br/shirukai_br)まで。