ニッケイ新聞 2008年9月11日付け
アウキミン前知事とカサビサンパウロ市長の支持率が八日、ほぼ同率となったことで、アウキミン陣営の選挙参謀のルッカス・パシェッコ氏が辞任と十日付けフォーリャ紙が報じた。同氏はアウキミン陣営には羊の衣を着た狼が多数いて、前知事の足を引っ張ったという。後任には、ラウル・C・リーマ氏が指名された。
アウキミン陣営は、PSDB(民主社会党)内カサビ派から圧力がかかり、サンパウロ市の問題点と解決法をアピールすることができなかった。問題指摘は、セーラ知事批判につながるというのだ。
羊の衣を着た狼の代表は、PSDBサンパウロ市支部長でセーラ知事の報道官ジョゼ・R・ローボ氏、ア陣営の選挙宣伝に不満の意向を再々、伝えてきた。そのためアウキミン候補は、自閉症にならざるを得なかった。