ニッケイ新聞 2008年9月11日付け
初めて京都府知事を迎えて開催された、ブラジル京都会創立五十五周年式典と京都文化・産業フェアー。昨年の準備段階、関係者の話によると大々的に行われる予定だったが、三日間の来場者は少なく、少々物足りない結果に終わった感じがした。
当初、同時期に文協で行われたブラジル裏千家の展示会と一緒に開催される予定だったが、準備が進むにつれ双方の調整が上手くいかず、別々に開催したこともその一因だろう。裏千家は集客に成功したが、京都は展示の数も来場者も少なく、式典参加者は日本の慶祝団と県人会関係者ばかりだったのは少々物寂しかった。
府知事をはじめ京都から約百二十人慶祝団を迎えただけに、両者がうまく調整できていれば、さらに盛大な式典、展示会が開催できたのではないかと思うと残念でならない。 (貴)