ニッケイ新聞 2008年9月6日付け
Ibama(国立再生可能天然資源・環境院)は八月二十八日、パラー州アウタミーラのアマゾン自然保護区に放牧されていた牛三千四十六頭を没収し、百二十五万レアルで売却と三十一日付けヴァロール紙が報じた。
売値は三百十五万レアルであったが、六〇%下回る安値で競り落とされた。購入者の名は伏せられた。競売には強いボイコット圧力がかかり、有利な競売の雰囲気ではなかったようだ。
ミンク環境相が、政府の目的は牛売却でも売上金でもなく、自然保護が目的であると強調した。これからは違法放牧の牛(ボイ・ピラッタ)は捕獲後、直ちに競売へ付するという。捕獲した牧牛三万六千頭は、所有者が引き取った。他に二万頭が、競売待ち。環境院は、引き続き牧牛の捕獲を行うと声明を発表。