ニッケイ新聞 2008年9月3日付け
第四十二回ノロエステ盆踊りが、八月三十日にアラサツーバ市内の展示会場で行われた。高さ約六メートルの櫓が組まれ、櫓を中心にした直径四十二メートルの円の中で、多くの人が盆踊りを楽しんでいた。今回、踊り手として参加した人には、うどんと飲み物が振舞われていた。婦人部の関係者によると用意されたうどんは約二千食分とのこと。盆踊りを盛り上げるために一番重要な踊り手。開催者側の細かい配慮があるからこそ、大盛り上がりを収めることができるのだろう。
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ノロエステ連合日伯文化協会では今年の盆踊りのため、連邦政府とアラサツーバ市役所の協力を得て半被を千七百着用意し、十レアルで販売した。Mサイズを欲しがる人たちが多く、GやGGはほとんど余っている状態だそうだ。「盆踊りをするのなら、大きい方が良いのに」と困惑した表情を浮かべる関係者が目立った。ブラジル人にとっては、半被も私服なのかもしれない。
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ノロエステ地方で盆踊りが始まったのは約五十年前。同地方にある西本願寺が日本のお盆にあたる八月頃に始めたのがきっかけで今でも続いている。四十二年前から同連合でも始められ、現在では同地方を代表する盆踊りになっている。開始当初は、土日の二日間行われていたが、現在は土曜日のみの開催。ノロエステ連合に所属する同地方の三十文協が協力している。
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今月二十六日から十月二日まで実施される県連移民のふるさと巡り。パウリスタ線、カンポ・グランデなどを訪れる今回は、すでに百二十人が申込んでおり、県連では申込み受付けを締め切った。旅行はバス三台の大所帯になりそうだ。