ニッケイ新聞 2008年9月2日付け
ブラジル将棋連盟主催の第六十一回将棋名人戦大会が八月二十四日、リベルダーデの同連盟会館で開かれた。今大会にはパラー、ミナス、パラナなど遠方をふくむ七十一人が出場。名人戦はミナスから参加した大学生の浜公志郎さん(六段)が勝利、二年ぶりに名人位を獲得した。
当初は八十人を見込んでいたが、実際の参加者は七十一人。斉藤広専務理事は「少し伸び悩んだが、皆さんの協力のおかげで盛会だった」と大会を振り返った。
またこの日は来期(二年間)の役員選挙も行なわれ、現執行部(奥田定会長、川合昭、中野秀敏両副会長)が再選された。
大会結果は次の通り。◎【名人戦】優勝=浜公志郎(ミナス州)、二位=安部和夫(サンパウロ市)、三位=高島ロベルト(パラー州ベレン)。◎【四段戦】優勝=佐々木幸次(サンパウロ市、五段昇段)、二位=工藤征次郎(サンパウロ市)、三位=木谷請海(クリチーバ)。◎【三段戦】優勝=松本秀幸(サンパウロ市、四段昇段)、二位=加茂靖(サンパウロ市)、三位=結城健次(サンパウロ市)。◎【二段戦】優勝=青木早夫(サンパウロ市、三段昇段)、二位=高原パウリーノ(サンパウロ市)、三位=久保ジューリオ(サンパウロ市)。◎【初段戦】優勝=藤井均(サンパウロ市、二段昇段)、二位=手代木敏長(サンパウロ市)、三位=三分一光男(サンパウロ市)。◎【親睦戦A】優勝=浜井幹夫(サンパウロ市)、二位=茂田幸敏(モジ)、三位=中島一郎。◎【親睦戦B】優勝=鎌田勝五郎(パラナ州)、二位=尾谷文夫、三位==末田正人(サンパウロ市)。(敬称略)