ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
ショッピング・センター=SCは店子奪い合い=株式上場で投資家が圧力
ニッケイ新聞 2008年8月28日付け
サンパウロ市証券取引所に上場しているショッピング・センター(以下SC)四社のイグアテミとBRマルス、ムルチプラン、ジェネラル・ショップは、建設中SCのテナント探しで苦戦中と二十日付けヴァロール紙が報じた。
〇九年から一〇年には、十七のSCが開店する。テナントが、SCを追った時代を懐かしがっている。テナントのないまま建設に入ったSCは今、投資家が経営陣に圧力を掛けている。
SCの採算基点は、投下資金に対し粗利益が開店後、年三〇%以上あること。二〇〇七年までは、三五・九%から四九・三%を挙げた。
新規SCでは、核になる有名店の出店が投資の回収と商業戦略の鍵になる。話題になっているCクラスの取り込みも、SCの課題といえそうだ。