ニッケイ新聞 2008年8月26日付け
戦前・戦後に移住した人の名前や渡航記録を検索できる機械がこのほど、文協ビルと州立移民博物館に設置された。
移民百周年記念事業として、日本語のわかるボランティアの協力を得て、三年掛りで取り組んできたもの。ローマ字化した移住者の名前を検索できるシステムだ。
しかし、この機械を試した人によると、名前の読み方が難しい人は検索できなかったり、名前はあっているが、渡伯日が実際と違っていることが結構あったそう。
以前、ローマ字化に協力した人も名前の判読が一番難しかったと話していた。確かに「金城」だけでも「きんじょう」「かなしろ」「かなぐすく」と読めるから当然。
ただ、三世、四世にとっては、自分のルーツを辿ることができる意義深いものだけに、間違いの分かったデータは随時更新していくことが必要かもしれない。(泰)