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ニッケイ新聞 2008年8月23日付け

 一世を中心とした約百二十人がボランティアとして協力した移民名簿のローマ字・データ化。二十一日にあった贈呈式でボランティアに写真集『目で見るブラジル日本移民の100年』が贈られた。気になったのは、栗原猛・史料館運営委員長以外が全員ポルトガル語であいさつしたこと。日本語の能力を買われた一世をオメナージェンするのなら、せめて日ポ両語でするべきだったのでは。
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 ピラール・ド・スール移住地は今月三十日、日本移民百周年式典を行なう。式典、昼食会、演芸大会に続き、夜は盆踊り大会もあり、午前には文協入り口に建設される鳥居のイナウグラソンも行なわれる大イベントだ。さて、ピラール(pilar)とは、杵をつく道具だそうだが、街の入り口には大きなモニュメントがあり、これがカイピリーニャを作る道具にソックリ。レイ・セッカ(飲酒運転禁止法)が厳しい昨今、お祝いに駆けつけても飲めないのは辛いところ。
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 三十八年ぶりにブラジルを訪れた故・比嘉昭栄さんの三姉妹。ちょうど二十四日には沖縄県人ブラジル移住百周年式典を控えていることもあり、記者も式典に合わせて来伯したと思っていたが、実際のところは「たまたま」だったのだという。渡伯費用を貯めはじめて二十二年目が、ちょうど百周年の今年だった。「何かのめぐり合わせですかね」と三女のミチヨさんは話していた。
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 盛況だった長崎ちゃんぽん祭り。県人会の大河正夫副会長、杉本俊和理事によれば、八三年の県人会創立二十周年からほぼ毎年開催している。味は、本場長崎で有名な店「みろく屋」の山下潤一郎専務や、ブラジルに滞在した同県生活普及員の森シメさんらから指導を受けた〃本格派〃。これを目当てに毎年食べにやって来るファンも多い。今年の県連日本祭では調理スペースの問題で出品しなかったが、「ちゃんぽんはないのか」との問い合わせが相次いだとか。