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法人税監査始まる=脱税企業は30%がサンパウロ州
ニッケイ新聞 2008年8月14日付け
国税庁は十一日、十分営業益を出しながら法人税の課税対象額に達しないように経理操作を行い、納税を免れた脱税企業六千三十二社に立ち入り検査を行うと発表したことを十一日付けエスタード紙が報じた。
脱税による隠蔽資産は、三百三十九億レアルに上ると見られる。クレジット・カードで脱税操作をした法人が、一千九百三十三社ある。その申告漏れは、十九億二千七百万レアルに上ると国税庁が割り出した。
六百四十一社は、政府から十四億六千四百万レアルの納品代を受け取り、未申告。一千百十六社は、他社の税務管理を行い、手数料の一・五%に当たる十四億三千二百万レアルを滞納。
他には八百二十七社が、四十七億レアルの利益を上げながら十一億レアル(罰金込み)滞納したことを指摘する予定。