ニッケイ新聞 2008年8月14日付け
十一年ぶり四度目の来伯へ――。ブラジル日本移民百周年を記念して、三十日から九月七日まで、「日伯親善高校野球大会」が国内五都市で開催される。
同大会は、毎年夏に行われている甲子園大会で準々決勝に入ったメンバーで構成され、アメリカはじめアジアなどへ遠征しているもの。今年は、百周年を記念してブラジルで行われる。
ブラジルでは一九六九年に初めて行われて以降、八八年、九七年に開催。今回、十一年ぶり四度目となる。ブラジルからは九二年、九八年、二〇〇七年の三回訪日している。
六日にサンパウロ市内のホテルで、ブラジル野球連盟の大塚ジョルジ会長、沢里オリビオ副会長ら関係者が、同大会の日程発表とブラジル側のメンバーを発表した。
ブラジルのメンバーは二十人中十五人が日系人。昨年日本を訪れたメンバーが七人残っている。
日本からのメンバーは、二日から甲子園で開催されている「第九十回全国高校野球選手権記念大会」で準々決勝に入ったチームから二十人が選抜されるため、現在は未定。監督は優勝チーム、コーチは準優勝チームの監督がそれぞれ務める。二十八日にブラジル到着の予定。
大塚会長は「盛り上がることは間違いないだろう。一つでも多くの名勝負をしてほしい」と希望を口にした。
各地入場料は十レアル(サンパウロ市ボン・レチーロは入場無料だが、整理券が必要。一人五枚)。ブラジル野球連盟(11・5034・9904)、パウリスタ野球連盟(11・3209・4426)で配布している。問い合わせは各連盟まで。
◎
試合日程は次の通り。
バストス=三十日午前十一時、ロンドリーナ=三十一日午前九時半、午後一時半、カンポグランデ=九月三日午前九時半、午後一時半、モジ・ダス・クルーゼス=六日午前十一時、サンパウロ市ボン・レチーロ(ミエ・ニシ球場)=七日午前九時半、午後一時半。