ニッケイ新聞 2008年8月13日付け
ACALが今回独自で行った七夕短冊の御焚き上げ。昨年までは宮城県人会が収入源の一部として短冊を販売し、御焚き上げも同会が行ってきていた。しかし、今年は今までと状況が異なり、ACALが独自に準備を開始、短冊の販売も行なうなど、両者の対立が浮き彫りに。そのためかどうか知らないが、今回の御焚き上げには宮城県人会の関係者は一人も招待されていなかった。毎年主催者同士で主導権争いをする七夕祭りではなく、何のために開催しているのか。焚き上げた中には「平和」を表す色の短冊もあったと思うのだが。
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元サンパウロ総領事の赤阪清隆・現国連広報局長が、十二日、東京の国連広報センター所長を六月に辞任した幸田シャーミンさん(ジャーナリスト)から慰謝料一千万を求める提訴を東京地裁に起こされた。共同通信によれば、幸田さんは辞任後、同センターで組織ぐるみのハラスメント(嫌がらせ)を受けたとする手記を月刊誌で公表。これについて赤阪局長が同月十二日記者会見し、幸田氏による部下への嫌がらせが問題の発端と説明したことに対し、虚偽の内容を会見で公表され名誉を傷つけられたとして提訴に及んだ模様。