ニッケイ新聞 2008年8月12日付け
移民百周年記念行事も落ち着き、普段の様相に戻ったコロニア。今さらながらクドイと言われるかもしれないが、記念マスコット問題について。
これは、同協会が過去二年間、三回マスコットを公募しながら、応募者に対して選考結果を全く通知せず、著名なブラジル人マンガ家の作品を突然発表し、そのやり方に二百人の応募者から不満が出たというもの。
そのお詫びに関係者は、今年四月ごろ、サンパウロ市内で応募作品全部を集めた展示会を開催する計画を話していた。展示場所は「人目の多いサンパウロ市内の地下鉄駅やCPTM駅のプラットホームで」と、しきりに謝っていた。
でも、未だそんな展示会は開かれていない。以前、百周年協会のある幹部に事情を尋ねたところ「そんな話は何も聞いていません」と一言。
結局うやむや。時間かけてごまかし。予想できたそんなオチ。(泰)